「子どもが好き！！」―そんな方は、保育士や幼稚園の先生を、職に考える人が多いと思います。
そのため、高校進学後の進路も、”保育系”の学校に進学する方が多いです。
…ですが、子どもと接する機会の多い仕事は、保育士や幼稚園の先生だけではないことを、みなさん知っていますか？！
【小児歯科で働く歯科衛生士】も、子どもと接する仕事なんです。
それでは、小児歯科で働く歯科衛生士は、いったいどんな仕事をしているのでしょうか？
●保護者の方と協力して、小児患者さんの治療を行う！！
小児歯科の患者さんは、保護者と一緒に通院してきます。
小児歯科となるので、患者さんが幼いうちの診療方針は、保護者の方と話し合って決めることになります。
そのため、幼いお子さんご本人はもちろん、保護者の方ともコミュニケーションをとらないと、治療を進めることができません。
幼いお子さんは、歯医者に怖いイメージをもっている患者さんが多いので、怖がらずに診療を受けられるようにするために、保護者の方と歯科衛生士がお互いに協力することが大切となります。
保護者の方の都合で、頻繁に通院できないということもあるかと思います。
そのようなときは、保護者の方の希望する診療を終わらせなければならなくなります。
歯科診療を、「嫌だ」「怖い」と思われてしまうと、その後の診療がスムーズに進まない場合もあるので、歯科衛生士と保護者の方がきちんとフォローしていきたいですね。
スムーズに診療が進むように、次回の診療内容や、歯ブラシの磨き方、自宅でイメージトレーニングしてもらうなど、協力して診療に臨んでもらうようにしましょう。
●幼い患者さんの接し方のポイントって？？
「子どもは好きだけど、どう接すればいいんだろう？」
―まず大事なことは、『怖がられない』ということが大事です。
診療に入る前に、笑顔で明るく、優しく接しながら、十分にコミュニケーションを取るといいでしょう。
幼い患者さんは、診療に入る前「何をされるか分からない」「痛い治療が始まる」と恐怖を感じる方が多いです。
柔らかい手触りの器具だったり、危険ではない器具には実際に触れてもらい、怖いものではないんだよという事を分かってもらうと、診療がスムーズに進みます。
また、虫歯予防のために塗布するフッ化物だったり、ブラッシング用の歯磨き粉は、甘い香りや味のついたものが多いです。
これも、においを嗅いでもらってり、試してもらうことをオススメします。
試してもらう際や、器具を触ってもらう際は、保護者の方にも同じように、においを嗅いでもらって「いい香りだね！甘いから大丈夫だよ」だったり、器具を触ってもらうときは「痛くないから安心して」など言ってもらうと、患者さんご本人も受け入れやすくなります。
説明などもなく、いきなり処置を始めてしまうと、恐怖感を感じてしまいがちですが、「何のために何を使って、こんな治療をするよ」ということを、患者さん本人に事前に説明しておくと、幼い患者さんでも無理なく、安心して歯科診療を受けられるようになるでしょう。
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